4つのお皿で栄養バランスを考える

前向きな考え方を持ち、集中力を持って仕事に取り組み、しかも決断力を持っている。

私は、これが仕事ができる人のおおよその輪郭ではないかと思っています。そのために必要な食べ物として、良質のたんぱく質、ビタミンC、炭水化物、そしてビタミンB群と鉄分を取り上げました。

そこで、これを締めくくるに当たり、これらの栄養素をバランスよく含んだ食事について、あらためて考えてみます。

私は、食事の基本は、4つのお皿によって構成されていると考えています。

第一のお皿には主食、第二のお皿には主菜、第二のお皿には副菜、そして第四のお皿には汁物が載っています。

当たり前のようですが、これが食事の基本構成です。それぞれのお皿にきちんとした食材を載せることができ、それを一日に三食くり返すことができれば、栄養のバランスはとれますし、とるべき栄養素が不足することもまずありません。

その典型が、先に紹介した地味飯でした。

ところが、たいていの人は、この4つのお皿を埋めていくことがほとんどできていません。なぜなら、朝は軽食か食べないという人が大半ですし、昼はまだ注意することができるとしても、夜はお酒が中心の会食をするケースが多いからです。

仕事を終えると会社からまっすぐ帰宅するという人でも、自宅でとる奥様の手料理は、必ずしも4つのお皿を埋めていないケースがままあります。

一般に、家で食べる食事が一番だといわれますが、私の正直な感想では、それは奥様が栄養についてしっかりした知識を持っている場合にかぎられます。

世のたいていのご主人は、奥様の手料理にあれこれ注文をつけることができず、むしろ独身男性のほうが食事のバランスを整えやすいという現実があるように思います。

そこで、私は、4つのお皿を意識しながら三食をとることを、ビジネスマンの方々におすすめするようにしています。それが、前向きな考え方を持ったり、集中力をつけたり、決断力を増したりするための栄養素を欠かさない、 一番の早道だからです。

たとえば、朝、 ハムエッグとトーストの軽食をとるとすれば、第一と第二のお皿は何とか足うていますが、第二と第四のお皿は空っぽです。

そこで、第二のお皿の副菜と第四のお皿の汁物を包丁を使わずにいただけるトマトや果物、昨夜の残りの汁物などで補います。

すると、 一応の合格点で、たんぱく質、炭水化物、ビタミンC、ビタミンB群をとることができ、そのほかの微量栄養素も補うことができます。

汁物は、お湯を入れて溶くだけのコーンスープでもOKと言いたいところですが、粉末になったものようも固形の具材が入っているタイプのものがよいでしょう。最近コンビニのお惣菜コーナーでよく売られている具だくさんスープもおすすめです。

お昼にファストフードの牛丼を食べる場合も、第三のお皿と第四のお皿が空っぽですから、追加で生野菜のサラダと味噌汁をとるようにします。

そして、お昼に牛丼をとれば、二食分に近い量の炭水化物をとることになりますから、その炭水化物を今度は夜の第一のお皿に移し替えます。つまり、夕食でとる炭水化物は少し控えめにして、たんぱく質と野菜を多めにとるという具合にするわけです。

夜の会食では、あまりお酒を飲むことを中心に考えないで、ここでも今日一日でどのお皿が空っぽなのか、あるいはどのお皿が不足しているのかという点に注意して、料理を注文するようにします。

お昼の牛丼で生野菜サラダと味噌汁を一緒にとったとしても、やはり生野菜、汁物に含まれるビタミン類や酵素が不足しているはずですから、野菜を中心に食べ、同時に良質のたんぱく質をとるようにすれば、 一日の栄養バランスは格段によくなるわけです。

その際、調理法ができるだけ重ならないように意識することができたら、上級者といえます。炒めたものが2つあるより、炒める、煮る、というふうに異なる方が、それぞれのビタミン、ミネラルの働きを活かすことができます。

4つのお皿を意識することは、最初は面倒なことかもしれません。しかしラーメン屋さんで、もやしと卵をトッピングするだけでもいいのです。お皿をイメージして栄養をカウントする習慣を身につければ、それほど難しいことではありません。

そんなことでいったいどれほどの効果が上がるのかと怪訂に思う人は、 一度編されたと思って、この不足している物を4つのお皿に加える方法を試してみてください。全部のお皿を毎食完璧に、とはいいません。

でも不調を感じたら、1週間分のご飯を振り返って、 一番不足しているお皿を足す習慣はぜひ身につけてください。1週間か2週間で体調がはっきりと改善する実感が、必ず訪れると思います。

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